Q1.お坊さんに棒で叩かれるのですか?
坐禅と言うとお坊さんにパシッと叩かれるイメージがあるかもしれませんね。この棒は「警策」といって、坐禅中の心のゆるみを引き締めたり励ますために使われる1メートルぐらいの棒のことです。
心が乱れ居眠りをしてしまったり、結び手が離れてしまったりすると、それを正すために僧が警策でぱしっと肩を打つわけです。
退蔵院では、希望する方のみに警策を行っています。希望する方は僧が近づいてきたときに合掌し、警策を受けたいことを伝えて下さい。打たれたら互いに合掌低頭し、ふたたび坐禅に戻りましょう。睡魔が払われ、しゃきっと集中できることでしょう。
Q2.坐禅は何分ぐらい坐るのですか?
だいたい10分~15分程度を目安に行います。
ただ、本来はもう少し長い時間で行います。線香が一本燃え尽きる時間を「一○(いっしゅ)」といい、一本が燃え尽きるまでの約40分間程度を坐禅の時間の目安としています。
Q3.坐禅中はどんなことを考えていればいいですか?
無になることをイメージしてみてください。何も考えないようにすればするだけ何かを考えてしまうものですが、それでも意識を「無」にすることに集中してみましょう。
Q4.坐禅をどのぐらいすれば悟りを開けますか?
そうですね、一回の坐禅で悟りを開くのは難しいことですので、退蔵院で体験された後に継続して坐禅ができるとよいですね。坐禅をどのぐらい行えば、悟りが開けるかは人によって違うものです。例えば、中国禅の祖、達磨大師は面壁9年といって、9年間坐禅修行を行い悟りを開いたと言います。禅僧でないかぎり、このように何年間も坐禅を続けることは難しいと思いますが、日々少しづつでも坐禅を組むことで、落ち着いた心境にいたったり、自分の心のうちにある静かな部分に気づけると良いですね。
Q5.家でも坐禅ができますか?
はい、是非試してみましょう。
やり方は退蔵院で体験されたことを覚えて帰って下さいね。
(用意するもの)
単布団と呼ぶ座布団を敷いた上に、尻当てという円い座布団を置いて坐ります。家で行う場合は、厚みのある座布団を一枚、尻当てとして座布団を二つ折りにしたものを用意しましょう。
香炉と20センチくらいの線香もあるとよいでしょう。